観光スポット
見る・遊ぶ
百舌鳥八幡宮
後白河天皇の保元3年(1158)、石清水八幡宮の別宮となり、和泉国の領主であった九州の豪族、大内氏をはじめ公武庶民の崇拝を集めていました。しかし大阪夏の陣の兵火や度重なる災禍により、殆どの建物が焼失してしまいました。
百舌鳥八幡宮には300年の伝統を誇る中秋の名月に行われる「月見祭り」があり、「べーラ べーラ ベラショッショイ」と威勢のよいかけ声とともに、大小16基のふとん太鼓が繰り出される様子は勇壮華麗そのものです。また、境内には、府の指定天然記念物の樹齢800年の大楠があります。
方違神社
奈良時代には人馬往来の要衝でもあり、平安時代には熊野への参詣者が必ず立ち寄り、旅の安全を祈ったといいます。どの国にも属さない、方位のない清地として、古くから境内の土や砂が悪い方位を祓う=方位にまつわる災いを遠ざけるという言い伝えがあり、転勤や転居、旅行、家の新築などの厄除けで各地から多くの人々が参拝に訪れます。
出かけなければならない方向が良くない時に、一度別方向に向かってから出かける方違い(かたたがい)の風習によって、お参りする人も多い。毎年5月31日のちまき祭は故事にならい、菰(こも)の葉で包んだちまきが氏子らに配られます。
金岡神社
絵所長者という絵の仕事をする役所で、主祭神は底筒男命、中筒男命、表筒男命、素盞嗚尊、大山昨命、最も重きをなした巨勢金岡を祭っています。御所や貴族の家、有名なお寺に絵を描いたことは分かっていますが金岡の描いた絵は一つも残っていません。
仁和年間(885年 - 889年)に底筒男命、中筒男命、表筒男命を祀ったことにより創建されたと伝えられており、ここには頭正院という神宮寺があったが神仏分離令により廃寺となっています。
神社の東北東200mの場所には巨勢金岡が筆を洗ったとされる「金岡淵」があります(現在は埋め立てられて広場となっている)。
氏子11町内の大太鼓が若者数10人に担がれて町内を運行し、夕刻より順次宮入りをするお盆の行事は勇壮この上ない夏の風物詩です。
なお、境内の樹齢900年と推定される御神木の楠は、堺市指定保存樹木に指定されています。
愛染院
高野山真言宗の寺院。
寺伝によると、天平年間(729年-749年)に行基により開基され、普光山池浦観音寺と称したのが起源とされます。
天正年間(1573年-1593年)に織田信長の兵火によって諸堂が焼失。
慶安5年(1652年)に現在の位置に今の本堂が建立。
文化2年(1805年)に本堂の大修理が行われます。付近に領地があった秋元但馬守は愛染院への信仰が篤く、大旦那として棟札に名前が残っています。
本堂は江戸時代初期の近世寺院建造物として大変貴重で、観音菩薩立像は市内北部、長尾街道周辺に残る平安時代の仏像彫刻としてほぼ唯一の事例で本堂とともに市指定の有形文化財となっています。
髙林家住宅
御廟山古墳の南側にあり、大阪府堺市北区に所在する歴史的建築物。主屋等が国の重要文化財指定を受けています。
高林家は和泉国にあった徳川御三卿の一つ清水家の領家33村の内11村を占める大庄屋で、苗字帯刀を許される名家でした。
白漆喰の土塀に囲まれた中には、主屋・土蔵・不動堂・稲荷社があり、建物と山林を含めた敷地全体が、江戸時代の近畿地方の大規模な庄屋屋敷の構えをよく残しています。主屋は切妻造の茅葺屋根で、この屋根の形は「大和棟」(やまとむね)ともいわれ、大阪府と奈良県北部にかつては数多く見られた特徴的な民家の姿です。内部は約半分を土間とし、大きな梁が架けられ雄大な空間を作っています。
昭和の保存修理工事により、建築当初の天正年間(1573~1592年)には屋根形式が入母屋造であったことや、後の増改築により座敷や玄関などが整えられ、現在の姿は18世紀の終わり頃に完成したことがわかりました。
いたすけ古墳
百舌鳥古墳群のほぼ中央、大仙陵古墳の南、上石津ミサンザイ古墳の東に位置します。墳丘長約146メートルで、百舌鳥古墳群では8番目の大きさです。墳丘は3段に築かれ、南側に造り出しがあります。主体部の構造や副葬品などは不明。台地の南端に位置するため、周濠の南側には大規模な堤が築かれています。陪塚は数基あったとされるが、善右ヱ門古墳のみが現存しています。
昭和30年(1955年)9月、私有地であったため土砂の採集と住宅造成のため破壊されることになり自治体の資金難により買い取りが難しく、市民運動が発足して保存されました。その際、後円部から出土した衝角付冑の埴輪は、現在、堺市の文化財保護のシンボルマークになっています。
イオンモール北花田
大阪メトロ北花田駅前にあるイオンモールです。2017年7月末に阪急が閉店し、その後超巨大な無印良品ができ、オープン当初は大盛況でした。また約2,500㎡の大型店となるユニクロ、国内3番目の売場面積を誇る超大型店のGUが隣同士にオープンしました。ほかにも食物販ゾーンに新しく4店舗が出店し、改装や移転したショップが2018年3月20日にリニューアルオープンしました。土日やバーゲン期間中は駐車場が大渋滞するなど、さらに賑わいを見せていて、最近では外国人客も増えてきました。
ここに行けば食糧品から電化製品まで一通り揃うので、近隣住民のお出かけスポットになっています。
大泉緑地
約200種32万本もの樹木が植えられた大森林公園となっています。名称の由来となった大泉池や・花壇・大芝生広場などの憩いのゾーンとスポーツゾーンがあります。園内には3つの池があり鳥たちの水飲み場となっていて、バードウォッチングスポットにもなっています。
広大な敷地に約200種32万本もの樹木が植えられた大森林公園で、巨大な滑り台が目玉となっています。名称の由来となった大泉池や、花壇、大芝生広場などの憩いのゾーンと、スポーツゾーンなどからなる。15品種約1万株を集めた「かきつばた園」でも知られ、大阪みどりの百選に選定されています。
「だいせん」とも読めることから、近隣の大仙公園(だいせんこうえん)との混同を避けるために「おおいずみ緑地」と仮名で表記されることもあります。